東アジア古典芸能の響演~伝統芸能フェスティバル2020
(8月15日情報更新)
※本公演は3月7日に予定しておりました公演の延期公演です。追加チケットの発売を6月1日からとしておりましたが、座席数の制限が解除されるまで当面の間、販売を見合わせます。今後の対応につきましては当ページでお知らせいたします。なお、3月7日のチケットをお持ちの方は、そのまま当公演にご入場いただけます。
※ホワイエで予定されていた地域文化交流としての「西八朔お囃子保存会・長津田囃子保存会」によるお囃子の披露と「霧が丘インターナショナルコミュニティ」によるインドカレー、チャイ、スナック、ビンディなどの装飾品の販売は、昨今の新型コロナウイルス感染症拡大の状況をうけて中止とさせていただきます。楽しみにしてくださっていた皆さまには大変申し訳ありません。
※演目の一部に変更がございます。変更となる演目は以下のとおりです。解説は各団体の欄に追記いたします。
(能楽)吉野天人 → 葛城
(韓国伝統舞踊)太鼓舞、鶴舞 → 閑良舞、サルプリ舞、農楽
(琉球古典舞踊)松竹梅 → [器楽合奏]渡り蔵、瀧楽菅攪、[舞踊]松竹梅
日本、中国、韓国、モンゴル各国の古典芸能を一日で楽しめる公演です。連綿と続く伝統の技と美をお楽しみください。ホワイエでは、地元の囃子保存会の皆さんが公演を盛り上げてくださったり、霧が丘インターナショナルコミュニティの皆さんとの交流も楽しめます。
【出演】※順不同
岡本 房雄(能楽)
室町時代初期 雅楽、猿楽、田楽等の芸能を原型とし、観阿弥、世阿弥父子により集大成され、歌曲や美しい舞にストーリー性が加わり「能」が完成されました。演目「吉野天人」は、虚空に花降り音楽聞こえ、花の雲に乗って花見の人々の前に現れた天人が、君の恵みを讃え、この世の平安を祈り、桜花爛漫の中、花に戯れ美しく舞いながら咲く花の雲にまぎれ、空の彼方へと消えて行く情景を表現しています。
演目「葛城」は雪に踏み迷った旅の僧に宿を供し、身の上を語った里の女―葛城山の女神の化身でした。三熱の苦しみを訴える女神に加持祈祷する僧。女神は美しい大和舞に、世の平安と人々の幸せを祈り、やがて夜明けと共に再び岩屋の住処へと隠れて行きます。
琉舞 鶴之会 野原千鶴琉球舞踊研究所(琉球古典舞踊)
松は永遠の生命力、竹は人間の実直さ、梅は耐え忍んだあとの美しさ、鶴亀は長寿と子孫繁栄を寿ぎます。
新潮劇院(京劇)
中国を代表する伝統演劇です。激しい銅鑼や太鼓の伴奏の中、豪華な衣装・派手なメイクで登場し、色々な技を披露しながらお芝居を演じます。今回は日本でも人気のある「西遊記」の一節を上演します。孫悟空が筋斗雲に乗って進む様子を京劇様式「走辺(ゾウビェン)」で表現します。また、鉄扇公主との双剣・棒による立ち回りは見ごたえがあります。
趙寿玉チュムパンの会(韓国伝統舞踊) 監修:趙 寿玉
「鶴舞」と太鼓を打ち鳴らしながら踊る「太鼓舞」を披露します。「鶴舞」は韓国・釜山の東來地方に伝わるもので、腕を大きく羽ばたかせ袖を翻しながら踊る所作に特徴があります。「太鼓舞」は韓国の各地域で豊作、豊漁の祝いなど、民衆の生活に密着して踊り続けられた農楽がルーツになっています。興やリズムに乗じて太鼓の叩き方や踊りが変化していくのが見所です。「閑良舞」:閑良とは官職に就かない文人などを意味します。彼らは儒学に明るく、武芸にも長け、風流を解していました。自然と一体となり充実させた気を興に乗せて踊る姿は粋で、男性の代表的な踊りとして愛されています。
「サルプリ舞」:サルプリとは「煞(サル)=厄」を祓うという意味です。もともとは宗教的属性の強い踊りでしたが、時を経て現代では洗練され、磨かれた舞台向けの作品となっています。白い布を持ち、踊り手や観客の心のひだを紡いでいくかのような布使いや抑制された動きは、韓国の代表的な舞の一つとして重要無形文化財第97号に指定されています。
「農楽」:農楽とは古くから朝鮮半島の民衆たちに依り、五穀豊穣祈願や収穫祝い、又束の間の娯楽としても親しまれ育まれてきた伝統芸能です。4つの打楽器と太平簫(ラッパ)で構成されています。
梅木 秀徳(馬頭琴/ホーミー)
ホーミーとはモンゴルに伝わる喉(のど)を使った 1人の歌い手による二重唱で、唸るような低音の上に透き通った高音が響き渡り、幻想的な世界を醸し出します。 草原のチェロとも呼ばれ「スーホの白い馬」のお話で知られるモンゴル伝統楽器 「馬頭琴(ばとうきん)」の馬の走りを表現した演奏や哀愁漂う旋律とともに耳を澄ませば、モンゴルの草原やそびえ立つアルタイの山々の景色が浮かんできます。
【ホワイエで地域文化交流】※こちらは中止とさせていただきます。
・西八朔お囃子保存会・長津田囃子保存会:お囃子の披露
・霧が丘インターナショナルコミュニティ:インドカレー、チャイ、スナック、ビンディなどの装飾品の販売
- 開催日時
- 2020年9月 5日(土)
14:00開演(13:30開場) - 開催場所
- ホール
- 入場料
- 2,500円(全席自由)※当日13時より入場整理券を配布します。※未就学児の入場はご遠慮ください。
- 主催・問合せ
- 主催・問合わせ:みどりアートパーク TEL:045-986-2441/FAX:045-986-2445